20.9世紀少年

花束を君に

大人になりて、童心に還る

根拠はないんだけれど、「これからはもっと、たくさんの素晴らしいことが起きる」っていう予感がふつふつと湧いてくることってありますよね

自分の場合、二週間に一回くらいのペースで、自分の内側からクツクツと音を立てて、まるっきり新しい自分が這い上がってくるようなワクワク感が朝日と共に湧いてくる。


ただ、問題はその次の二週間

だんだんと落ち着きを取り戻しはじめて、ニュートラルを跨いで遂には絶望的な朝

つまり体と頭がすっごく重くて仕方がない、切なくて悲しいっていう朝もまた避けることができない。


これは自分のバイオリズムなのかもしれないんだけれど、面白い事に月の満ち欠けと全くおんなじ周期で明るくなったり真っ暗になったりするよなぁと、ふと気がついたのです。


この周期に気がついていなかったときは、心が「新月」のタイミングを迎えると「この世の終わりが来た」とでもいうようなくらい絶望していたんだけれど、近頃は

「そういう時こそ自分が何に迷っているのかを見つめ直せるいいチャンスだよな」

だとか思えるようになった。

心の扱いに慣れてきたのか、パターン化できるようになったのかハッキリしないけど、

落ち込んだら落ち込んだで無理に明るく振る舞おうともせず、むしろしっかりと誠意を込めて絶望した方が身入りが多い

オマケにそこからの立ち上がりの速さだとか、次の高揚感もずっと味わい深いものになるんじゃないかなぁ

コレが大人になるっとことなのかい? どうなんだろ?

発想が少しジジイ過ぎやしないか? ちょっと心配もしてる

 

とはいえ、ちょっぴりと童心に戻ってきているような気もしている

水滴がついて曇ってしまったガラスに、指で落書きをするような楽しみ方を、みんな小さい頃にはごく自然とやっていたはず


そういう”遊び“を楽しめるように、またなれるんじゃないかな

有難いことにこの予感は1ヶ月の間、いつ何時でもある

だから達観する余裕も生まれているのかもしれない

俺の望みは、

大人になりながらも、同時に童心に戻っていくような…

良い歳の取り方ができたらいいなぁ

ソレだけ