20.9世紀少年

花束を君に

ナポリテンとhacchiの「動画を作ってみてほしい」という言葉

ナポリテンが最終日を迎えるようですね。

参加した皆さんはもちろんのこと、スタッフやナポリメンバーの皆様は格別な思い、万感の笑みをもって今日を迎えているんだろうと思うと嬉しく思います。

この度ボクも、会場を訪れた感想を書き連ねさせていただきました。
twentypointnine.hatenablog.com

「面白かった!!」っていう言葉で尽くせない、言いようのない混乱と充実感をシェアしたかったのだけれど、

オレは口下手で、どうしても人見知りを克服できなくて、結果ブログに委ねるしかなかった。

ほんんんんんんんのちょっっっっっっっとだけでも「分かり味」を覚えて下さった方なら。。。

と甘える気持ちでTwitter上でフォローをさせていただいきました。 

「儲かりまっか?」「ボチボチでんな」みたいな軽いノリでご挨拶とか、お話なんかもできたらなって思っています。 

よろしくお願いします。


さて、

おれはナポリの男達の作る動画がとても好き

そんで、ネットに留まってい彼らが現実にマルイさん、movic企業さんはもちろんのこと、

色んな方と協力し合ってついに現実にタッチしてくれたことも嬉しくて仕方がない。

メンバーの皆さんは、動画を見る限り相当シャイな方々だと思っているんだけれど、

だのに、本業やプライベートと並行させて企画を練っているわけで、

本当にブラヴォー!!と言わせていただきたい。

ああいう彼らが、

一から結託して、信頼を築いて企業と手を取り合って催すことの気苦労は計り知れないものだと、その労力の一片だけだけれど想像はできたし、

だからこそ僕は「コミュ障でもアイデア一つでここまでできるんだ!」っていう感動を強く覚えたんですよね。

展示物は「どうかしてるぜ!!」っていうイカれたものばかり

予想外の客層に、ヤンキーの出入りする駄菓子屋にウッカリ入ってしまったような緊張感もあったのだけれど

その一方で、普段だったら街ゆくオシャレで気が引けるような女に見えても、ネットじゃ「草」とか書き込んでいるに過ぎない、

一皮むけばカビに過ぎない

一寸先はカビ

っていう安心感、SMOOTH &GOODな感情も湧いていた。

ネットと現実の堅牢な壁が少し崩れたようなカタルシスもあったんですね。

それも良かった。

オレはこの通り、文章にでもしないと上手く自分を表現できない陰キャなのだけれど、少し気が楽になったんですよ。

思えば、一年前の自分だったらこういうイベントには絶対に行かなかった。

盛り上がるファンを横目に流して「楽しそうだね」で済ましていたと思う。

ただ、そういう心境がじわじわ変わって理由の一つに間違いなく「ナポリの男たち」の存在があると思う。

hacchiの「女ぁ? 新種改良されたホエー豚のことですか?」というようなやさぐれた言葉(イメージ)のスキマから、

抗いようのない「人がわからぬ」という太宰治に似た怯えが聞こえてくる脆さだとか

 

Sugiru の快活な兄貴分に見えて、飲みの場に行くとコップを溢したり「カバンはこっちですよ」と年下に介護されてしまう不器用さと不健康さだとか

 

shu3の「たゆまぬ探究心」に裏打ちされた孤高の価値観・・・に擬態したムッツリスケベ、下心。あとイマイチ自分を晒しきれずに、自分を美化して見せて余計に痛い感じだとか。

 

ジャック・オ・蘭たんの「おれが一番面白い!」というエゴと、「でも思い上がるわけにはいかない」っていう自己愛と常識のバランス取りに精神と胃腸をすり減らしている感じだとか

勝手な自己投影なのだろうけど、やっぱりどこかに自分を見てしまうんですよ。きっとオレだけじゃないと思う。

なにより、本人たちでさえ、上手くバランスとれているっていうことにビックリしていると思う。(工夫はしているだろうけれど)

インキャの解体新書みたいな連中が、一瞬に煌く笑いのグルーヴとリズムをどうして生み出せるんだろう?という不思議

それを完パケして送り届けるために編集を凝らす緻密で男カタギな職人性、説得力

 

そういう魅力がおれの心を惹いて離さない。 

 

そんな、彼らの活動を追っているうちに、オレも心を開いてみようかなぁ・・・っていう人の心が芽生えてきまして。

ナポリテンにふわ〜〜と足を運んでしまったのは、心の壁に入ったヒビから空気が漏れて、オレを吸い出していくような力がそうさせたとしか。

それでも、口下手とダサさは変わっておらず、遂に話しかけられなかったという苦い後悔。

「悔しいなぁ」

そう思ったら、ブログに思いの丈を叩きつけたくなった。

このダサさと、しょうも無さがなんともナポリらしかったこともあって、けっこう筆が進んだ。

文章とアホみたいな小ネタを思いつくたびに楽しくなった。

 

ふと、メンバーや540円の人たちの気持ちにタッチしたような気がした。

ああ、結局みんな「寂しかった」んだなって

好きなことに触れる自分の驚きをなんとか形に納めて、人とシェアできたらいいなっていう根っこの気持ちは「ゲーム実況」と同じなのかもしれない。

そう思えば、いま自分がやっていること、感じていることは「ナポリの男たち」と同様のもの、そして会場で楽しそうに感想を述べ合っていた方々とも同様なものなのなんじゃないか?

結局は、きっと同じなんだ。

hacchiさんが「ぜひ動画を作ってみてほしい」と語っていたことを思い出して、「こういうことだったんだな」とまた頷いた。

思いを形にすることを通して、作り手の思いにもまた触れることができるんのだと。

ヤサグレた心と心の隙間に、”思い“のカケラを挟み込むすることで、うまく噛み合うような穏やかな気持ちが湧いてくる。

「ゲーム実況」であれ「ブログ」であれ、なにごとも

形にすることの醍醐味はコレに尽きるんだなって

ぜひ感想を形にしてみてください

ふと読み返して懐かしくなるハズです

それでは

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ナーポリタン 懐かしい響き その甘ーい 香りにー みんなイチコロー