20.9世紀少年

花束を君に

ヌルッと滑る

自分の理屈くささにウンザリする毎日が続いて、いよいよ言葉を使いたくない今日この頃

疲れている

ネットを見ても「うるせぇ」とかそんな感想ばかり浮かんできてしまうのは、疲れていると表現する他ない

言葉っていうのは、使えば使うほどに業を背負っていくような恐ろしさを持っているような気がして、一言で表すならばそれはつまり「粋じゃない」ってことだと結論づけるに至った

なんてったって、自分はまるで”粋“じゃない

知ってる

けど、粋な人間になりたい

言葉はクソめんどくさい

それを使う自分も面倒臭い

ホットな人間になりたい

 

ところで、言語を司る脳の領域をブローカー野というらしく、この領域こそが単語の意味を想起したり言葉を操ることを可能にしているのだそう

そんな知識を本で読み、ためにしに医学書を開いて解剖図を眺めてみたところ、なんてこった

脳全体からしたらあまりにチッポケな領域だった

絶海の孤島をも思える小さな小さな領域を指でなぞりながら、「俺の頭はここばっかり働いているんだろうなぁ」と

自分はなんて狭い狭い世界だけを見て、今まで過ごしていたんだろうか、と

そんなことを思っていたら、言葉に縛られるようなことを、もうこれ以上したくはないよ、だなんて気分にもなってきて今に至る

事あるごとに

((今まさに自分が見過ごしている、もっと気にかけるべきことがあるんじゃないですかね?))

ふつふつと込み上げる不安感

言葉ばかりを追って目先のコミュニケーションに注意が向かない自分

ヤバイ、勿体ない

人生損してる

言葉を使うごとに鎖国をするような

塩っぱい兵糧合戦でもしているような詰まらなさを感じるようになった

要は、ブログ書きたかないよっていう話です

 

ところがインターネットは言葉のアスファルトを敷き詰めたように舗装された、熱を加えりゃ夜になっても冷めず、冬になれば凍てついてスリップを起こすような、融通の効かない場所

そんな世界ばかり覗き込んで生きてきたのだから、コレは脳味噌もすっかりヒートアイランド現象を起こしても仕方が無いがなかったのかもなぁ

こうしてツマラナイ文字を打ち込んでいるのは、頭がヒートアップしているからで

それは疲れるから、もうネットなんかウンザリだ

だけど、スマホは必需品だし・・・けど持ち歩きたくない、見ちゃうんだもの・・・

これは業や・・・カルマや・・・赤羽カルマや・・・

…というような反省ばかりしているよ、チキショウめ「暗殺教室」読み返したい

 

だけど、この舗装路の上を走る物資を食べて生きているのが、俺たちの世代だから、このベタつく舗装路を歩かずして生きるだなんてもう考えることはできない

この道を歩くしかない

だからせめて、暑かろうが寒かろうが、その上をヌルッと滑っていきたい

そう思う

そう願う

そう誓う

そう言う

 

これが“粋”るってことだよ

ヌルフフフフフ

ああ、またイキってしまった…

今日はせめて、いい漫画を読んで過ごしたい

暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)

暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)