20.9世紀少年

花束を君に

手紙の良さと、手紙としてのiPad Proに可能性を感じたこと

過去ブログサルベージシリーズ 〜3年後より〜

 

面白くはないけど、初めて良い感じのこと書いたんじゃないかな

 

f:id:pencilpencil:20161028182635p:image

 

少し前。 バイト先の社員の方が移動した。

 

僕にとって初めてのバイトで、 悪戦苦闘しながらもかれこれ一年続いていた。

 

1年社会から謝絶された環境にいてからの接客はかなりハードルが高かったように思える。

 

実際何度お客から怒られ、お店にも迷惑をかけたことか。

 

そんな俺を厳しくも暖かく指導してくれた社員の方が移動した。 

 

多分、長い人生の中でこんなことばかりなのだろうけど、 やはり初めてお金を稼いだ場所にいた人たちは僕の中で特別なものだった。 知らせを聞いて少し感傷的になってしまった。

 

なにかお礼がしたいのだけども、経験はお金で買えるものではないし、代えられない。

 

素直に気持ちを伝えたかったけど、生憎僕は口が達者じゃない。

かといってメールも味気ない。

 

そんな僕の手元にiPadProがあった。

 

9.7インチモデル。 Apple Pencilも勿論購入していたので、ノート代わりにしていた。

 

気がついたら、evernoteに手書きで手紙を書いていた。

 

言葉が溢れてきて、 文字だけでなく、絵も書き足してみたくなったし、 装飾もつけた。

 

赤や黄色、青と彩りもつけたし、漫画で下らない三問芝居を付け足してみたり、小ネタを挟んでみたりもした。

 

イデアが降ってきてその度書き足したそれは、 とてつもなく長いけど僕の感謝の気持ちがそのまま溢れた肉感を持った手紙になった。 自分で言うのもアレだけど。

 

しかし3日かけて試行錯誤された手紙が手元に残ったけど、 それを送る手段がわからなかった。

 

プリントして、紙にするのも良いけど、なるべく邪魔になるものにはしたくなかった。

勿論僕なら喜んで受け取って大切にするけど、 人にそれを押し付けるような愚は犯せない。

 

あれこれ調べた結果いい方法が見つかった。

 

公開ノート機能だ。

 

Evernoteにはノートを共有する手段としてチャット機能と公開ノート機能がある。

 

後者を使うと、 編集したノートにURL が与えられ、 そいつにアクセスすることで誰でも覗いたり、ノートをダウンロードして編集することもできる。 公開範囲も限定できる。

後で公開ノートを取り消すこともできる。 (ダウンロードされるとどうにもならないけど)

 

最終日に僕は照れながらURL をLINEで先輩に送った。(長いしラブレターとかじゃないし文体も癖があるあるので気が向いたら気負わず読んでみてと一応伝えたw)

 

 

手書きっていいなぁと思ったと同時に、 iPadApple Pencilの素晴らしい活用手段を見つけられたように思う。 

その手紙はスマホさえあればいつでも見ることができるし、 何より容量も喰わない。

 

 

手紙はパーソナルなものなのでここに貼ることはできない。

 

ともかく気持ちを全て吐き出せたのでスッキリしています。