20.9世紀少年

花束を君に

コレが真のFINAL Pleasure B'z HINOTORIレポート

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すげぇライブでした

僕は2008年ごろからファンやってますが、20周年には間に合わなかったんです

25周年には参加できましたが、やっぱりX イヤーPleasureは格が違います

 

開演するまでは客席でずーっと精神統一していました

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日産スタジアムの圧倒感

ごった返すファンたちの熱気

突き抜けるような青空

 

その全てを全身で受け止めたかった

一つになりたかった

胸の鼓動が早まるのを感じ、僕はじっと固唾を飲んで待ち続けた

 

そしてその瞬間はやってきた

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開演

ステージは非常にシンプルな作りだった

25周年が青い幕に覆われていたのと対照的で

会場に入った途端に不死鳥を模したモニュメントがステージを宿り木にするような形でそびえ立つだけの、むき出し同然のステージにグッときたものでした

 

でもまさか、メンバー登場までシンプルだとは思ってもいなかった

サーっとサポメンが現れ、あの定番のイントロが始まった

 

ultra soul

イントロを聴いた瞬間「これはセットリスト本気で組んできたな」と

もったいぶらずに、十八番はさっさと消化

初参戦組は「キタコレ!!」と興奮を抑えきれないだろうし、往年のファンは「ウルトラソウルを前菜扱いとは!」とこれからの曲目に痛い感を抱かずにはいられない

 

2008年もそうだったけど、ウルトラソウルみたいなやると決まっている曲を後半に持っていってもツマラナイのだ

 

もちろん、ウルトラソウルは単純に楽しいけれど、訓練されたファンは流れるようにいつものジャンプをこなす

 

BLOWIN'

個人的には2011年のC'mon以来ですがドームで聞くのとは全く違う気持ち良さ

やっぱりこの曲は野外でしょ!! 

おしぼりみたいに湿った夕凪を軽やかな微風が掃いていくそんな横浜の18時

 

クッソきもちいい!

 

B'zのLIVE-GYMにようこそ

稲葉さんが紙コップを手に取る

「おお!!? これはBrotherhoodツアーの再現か!!?」とソワソワしだす僕

 

が、しかしカップの底には真っ白

「あれ?」みたいな顔する稲葉さん

年々茶目っ気が増してゆく

あちらこちら探す

シェーンのスティックとか手にとって「どこや」とウロウロしていると

 

松本さんがなんか目配せしてるので、「なんだ〜〜まっちゃんか〜〜」とにじり寄る稲葉さん

 

紙コップを思わせぶりに手渡す松本さん

「どうせ松本さんが持ってると思ってた」そんな顔した稲葉さんだが、その紙コップもまた真っ白で「ほえ!?」と虚を突かれた稲葉さん

 

さらにサインペンを手渡すBOSS

 

「私が書くんですね・・」と、猫の額のようなカップの底に手をプルプルさせながら記入するB'zのシンガー稲葉浩志54歳

 

老眼とか始まっているのかなぁ、どうなんだろ稲葉さん

 

Mがめっちゃ潰れて、すっげぇ残念な仕上がりに(笑)

Twitterにそのカップをゲットした方(!)が写真をアップロードしているのにはびっくりした

 

SNSすげ〜

 

B’zLIVE-GYMにようこそ!!」

 

ミエナイチカラ〜INVISIBLE ONE〜

 

爽やかで軽やかな曲が続く

まだ熱が入りきっていないためか、妙に冷静にメンバーの様子を観察しながら聴いてしまう

ここら辺で音のこもり具合が気になってくる

やっぱり日産は音が良くない

稲葉さんの声が反響し、ステージの歌声を乱してしまうためか、いまいち稲葉さんの歌声が聞き取れない

 

稲葉さんの喉も温まりきっていないようだったけど、稲葉さんは中盤以降体が温まってくれば無敵状態なので心配してない

どうせすぐ笑えるほど声を出してくれる

それに演奏自体が単純に聴いてて楽しい

 

ピンクのMUSIC MANを誇らしげに弾く松本さん

 

すげぇ〜SNS

 

TIME

2015年EPIC NIGHT以来

横浜で奏でなくちゃね!!! この曲はさ!

 

港の見える丘公園行ったら絶対に流す

カップルを尻目にひとりベンチに座って聴くんだけど、やっぱり最高です

彼女いたらもっと最高だけど

 

Love me, I love you

 

個人的には2010年以来かな?もしかしたら

ただミドルテンポな曲が続いているので少々ダレてきている僕

 

光芒

まさかの!!!

ぐわぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!

 

 

ここで一気に心を鷲掴みにされた

ダレてきたなんて思っててすまん

 

だからってこんな弩級の曲を打ち込まなくても・・・

 

フィギュアスケート観てたら、横から関取が突撃してきたような衝撃

頭抱えたわクソう!!

 

いやーだって、、、、さぁ

 

僕死にたいときはいつもこの曲聴くんですよ?

 

命の恩人だよこの曲は?

 

そしてここからが怒涛の展開だった

 

もう一度キスしたかった

GLORY DAYSを彷彿とさせられると途端に涙腺がグズグズになる

僕にとってPleasureは2008年なんです

youtubeに違法アップロードされているライブ映像は本当に悩ましいんですけども、2010年ごろ中三でお金がなかった僕は、当時のyoutubeでガンガンB’zを見まくってた

 

2008年の映像は本当に、本当に、僕のベーシックになっていて、B’z原風景なんです

 

もしも漫画「トリコ」みたいを、気に入った楽曲をフルコースと名付けるとするならば、概ね

「Pleasure2008でやった曲」

で埋め尽くされるだろうと思う

 

恋心(KOI-GOKORO)

 

これもB’zファン10年間で初体験

 

LIVE-GYMインストラクター稲葉先生が丁寧に振り付けを教えてくれるよ

 

僕はむちゃくちゃ失敗しまくりました

 

OH! GIRL

イントロの松本さんにちょっとしたトラブルが

 

ギターの歪みが異様に軽い

ディストーションというよりもクランチだったあれは

 

案の定スタッフが飛んできて、ギターの設定をいじり、無事回復

 

松本さんの焦った表情を見ることができて、率直に言うと美味しかったです!!!

 

イチブトゼンブ

 

気持ちいっすねー

 

ZERO

 

ZEROいただきましたー!! 

稲葉さんと松本さんがくるくる回りました

松本さん25周年のとき「ゼブラきよっかな・・」ってパンフで書いてたじゃんか!!

とゼブラ松本を期待していた僕は期待が外れて

「ハイハイ美味しくいただいちゃうよん!!」

と、楽しく聴いてたけど、まさかとんでもない刺客が潜んでいるとは思わなかった・・・

 

ラップパート

 

客席にスポットライトが当たり、そこには何やら怪しい警備員が・・・

 

まさか、あいつは!!!

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うっそだろぉぉぉっっっっっっっっっっっっっっっっっぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおほほほほほほほほほwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

まさかのブラックマヨネーズ(兼B'z芸人)小杉竜一である

 

地鳴りのような歓声で会場が爆発した!!!!

 

やりやがった!!!w

 

半ば片思いのまま稲葉化粧品店にサインを残し

 

その後、芸人として成功し、TVに出てはケツを振りながらLOVE PHANTOMやらKomachi Angelを歌っていたが

 

ついに新幹線で松本さんと遭遇

その後、横浜でねがいのPVを再現

アメトークでお立ち台に立ち

そして満を持してPleasure正式登場である

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ホップステップ WE GOT THE WING ! HINOTORI!!

何やってんだ男梅!!

B’zファン永遠の夢を叶えやがった


思い返せば、「Pleasure2008 熱いMCからのRUN」の流れをアメトークで紹介するも、感動のあまり男梅と化してしまった小杉氏の表情はあまりに純だった

 

ごめん

肝心の勇姿は笑いすぎてあまり聴いていなかった

映像化オナシャス!!

 

ALONE

 

松本孝弘

on

ピアノ

つまりそういうことだ

 

LOVE PHANTOM

イントロの時点で様子がおかしい

 

いつものイントロを逆再生したものだったが、そのままいつもの

「いらない!! 何も!!! 捨ててしまおう!!!!」

へ突入

 

衣装や舞台美術が、明らかにBUZZとFINAL Pleasureのそれで、それだけでも本当は失禁モノのはずだが、あの不穏なイントロからこういつも通りやられるとやはり不気味である

 

演奏はぐんぐん進み

 

稲葉「僕を全部あげよおおおおおおおおおお!!!!」

 

「お!!お着替えタイムやな!!」

 

ギター「ジャーン!!ジャーン!! ジャーン!!」

 

ジャーン? ジャーン?? ジャーン???

 

あれ、いつもちが・・・

Opus.2. -HINOTORI-

 

再録か???!と騒がれていた例のアレである

 

歌詞は、LOVE PHANTOMを捨てた女が、時に愛した男の幻に惑わされながらも前に進もうとするというもの

 

ハリウッドではマーベルマルチユニバースを筆頭に映画のスピンオフ、ユニバース化が進んでいるが、稲葉さんもついにB’zマルチユニバースを展開してきた!

 

そのうち「LOVE PHANTOMの孫」とか、

「 交差点をゆく人 シーズン8 」とか

「イオリ」とか

アメリカンインディアンのイネーバ」とか出てきて

チーム B +U +M ~快楽の部屋支部~とか組むに違いない

 

神話にのみ記述されている、伝説のTreasureと呼ばれる品々

Pleasure〜人生の快楽〜

を巡る戦いが繰り広げられるんだ

 

Real Thing Shakes  & juice

 

モニターに乾いた大地が映し出される

 

荒野を疾走する2台の車

 

いちゃもんをつける悪党二人

 

そう

 

96年のSpirit LOOSEの再演である!!!

 

めっちゃ打たれているけど、こうし君はへっちゃら!!

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その秘密は実はTREASUREの一つ「肩パッド」にあったとかなかったとか(事情通)

 

「I  own your one...  asshole 」

「バカヤロー」

 

BAD COMMUNICATION

 

ねがい     ねがい

 

 

 

 

        叶った

 

 

 

ねがい     ねがい

 

 

ああああああああ

ENDLESS SUMMERで聴くことを密かに期待していたけれど、結局ホールツアーでしか披露してくれなかったBAD COMMUNICATIONをついに全身に浴びることができた

 

あの赤と白の鮮烈なストロボが激しく明滅し、ゴリゴリのバッキングと粒の細かいディレイを挟みながら熱量を上げていく、あのULTRA PLASUREスタイル!! 

 

もう拝んでました

 

拝み倒して泣きまくってた

 

いいのかなぁ?  

このままだと僕のB’zライフにいよいよ一つの区切りがついてしまう・・・

 

Pleasure 2018 〜人生の快楽〜

 

TREASUREをすべて集めるとULTRA Pleasureが発動

 

階段を降りる時必ず#1090が鳴り響く呪いをかけられる

 

とかあったらいいなぁってか一度だけでもいいからMステの階段降りてみたい

 

本名で「◯◯ぅ」とか呼ばれながら、右手で声援に応えたい

 

歌詞は毎度のことだけど風にかき消されてよく聞けず

あいつが一回り大きくなって戻ってきたとかそんな感じだった気が

 

本編終了

 

Brotherhood

二人が客席後方のステージへ移動

松本さんに話を振り続ける稲葉さん

 

ブラフの歌詞に込めた想いとかそんなこと語ってた気がする

 

からのブラフ

 

んふーーーーー

 

歌詞はだれもが毎日クタクタになってるで定着

 

サブステージから降りると、何と二人がアリーナ周辺をぐるりと挨拶回り

 

めっちゃ近かった! 

 

稲葉さん 細すぎる!!

 

「あ〜〜実在するんや〜〜 肉体があるんだ〜」とかそんなこと考えてました

 

愛のバクダン

 

正直熱狂しすぎて記憶ないです

 

RUN

 

同じく書くことなし

 

ココらへんは狂喜乱舞です 

アホみたいに演奏に聞き入ってた

 

アンコール終了

 

ひとりじゃないから

 

歌える人が近くにいることがこんなにも嬉しいものだとは

 

マジのB’zファンと一緒の空間にいるという幸せ

 

客出し曲 いつかまたここで

 

ずるいよ・・・

 

ずるい・・・

 

 

 

というわけで、この夜は酒飲みながらひたすらカラオケでフルセットリスト歌い、終電を逃したとさ

 

 

追記 数日経ち・・・ 

 

あの夜のことをたまに振り返ります

そして思い出されるのが

「ああ、僕のB’zライブはここで区切りがついてしまったな」

っていう、やりきったような、悔いがないような、そんな想い

 

20周年を経て、新たに「イチブトゼンブ」というアンセムが根付き、10年の間でファンの心とともに大きな存在感を纏った「光芒」

 

Pleasureシリーズは

「活動を続けていく中でヒット曲が増えたと同時に、アルバムツアーとの境が薄れてきた」

という理由から、以後5年おきの記念ライブとして再定義されました

 

僕は思うのですが、今回のライブが多くのファンにとって真の意味でのFINAL Pleasureになってしまったんじゃないかと思うのです

 

2003年でも歴代の演出が組み込まれていましたが、それから15年が経ち、僕のように10年ファンやってるけれど、恋心の振り付けもLOVE PHANTOMの飛び降りも、体験したことがないというファンも増えました

 

そんなファンにとって今回は最高のライブでした 本当にありがとう

 

ですが、伝説の演出は伝説であってほしいし、伝説を総決算するには最低15年という歳月が必要だったんじゃないかと思うのです

40周年でやるのもちょっと違う気もする

 

じゃあ45周年でやってほしい? その頃には稲葉さんも70近くなるよ・・・?

 

まあ老年の吸血鬼が空を羽ばたくっていう演出も見たいですけれど笑

 

本当に悔いのない、究極のPleasureでした

FINAL Pleasureでした

僕の中でPleasureは終わったと思えるという意味でもFINALでした

 

でも、今後新たなファンが生まれて、中にはPleasure行ったことないという人も、B’zが堅実に活動さえしてくれれば増えていくはずです

 

そんな人たちのために、B’zは活動を続けてください

 

40周年でも50周年でもいいし、リュウマチの痛みまだ覚えてるの〜とかいう年になってもいいから続けてほしい

 

燃え上がり続けて、羽ばたき続けてほしい

 

WE'LL BE ALRIGHT!!

 

Pleasure

 

おしまい